認知療法と行動療法
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パニック障害の治療
認知療法とは、患者さんに、パニック障害の仕組みや、治療法について十分理解してもらい、発作時に現れる動悸、眩暈、過呼吸などの身体的症状に対して、パニックに陥らず、自分自身でコントロールができるようにすることです。

例えば、発作が起きた時、つい「どうしよう!」と焦り感情的にパニック状態になってしまうのを、「あ、また発作だ。何故だろう、薬が減ったせいだろうか。いや、先日仕事でミスをしてしまったことが原因なのかな」などと、冷静に対応出来るように認知療法を進めて行きます。

行動療法とは、人間は、不安や恐怖を感じるものにも、徐々に慣れてきて不安や恐怖を感じなくなっていくことが科学的に解明されています。そこで、パニック障害の症状である回避行動をこの科学的理論に基づいて慣らしていくのが行動療法です。最も代表的なものは暴露療法です。患者さんが発作が出るのではないかと、恐れて避けている場所に、あえて患者さんを連れて行きます。症状に応じて、極度な不安を感じる場所は避け、段階的に目標を設定することが大切です。

例えば、家に引きこもっていて外に出られない患者さんなら、まず一番近いコンビニエンスストアなどに行く、それが出来たら駅まで行く、次に誰かに付き添ってもらい、一駅だけ電車に乗る、最終的には一人で急行電車に乗るなどの方法で行動療法を進めていきます。
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